2018/02/10

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イギリスのEU離脱 !日本にはどんな影響がある?

 

2016年6月に行われた国民投票の結果、イギリスのEUからの離脱が決定的となりました。

世界的に経済が混乱する中、日本経済はどのような影響を受け、さらに資産運用にはどのような影響があるのでしょうか。

今回は、イギリスのEU離脱に関する影響をご紹介します。

 


離脱による悪影響

①急激な円高の進行

ピケガミ

まず影響を受けたのが為替です。国民投票関連の報道に敏感に反応し、朝には1ポンド=160円ほどのレートだったのが、昼頃には1ポンド=133円まで円高が急速に進行しました。

ユキオ

すごい変化したんすね・・

ピケガミ

そうなんです。同様に、ドルに対しても急激に円高傾向になり、一時1ドル=99円にまでなりました。

ユキオ

なんでそんなに急に円高になったんすかぁ?

ピケガミ

安全資産とみなされている円を買う動きが強まったのがその理由です。今回のイギリスのEU離脱のような経済にショックを与える出来事が起きると、円や金などのリスクが少ない安全資産への需要が高まって円高になってしまうんですよ。

ユキオ

円が人気っていいじゃないですかぁ〜なんだか誇らしいっす〜。

 

②日本企業の業績に悪影響

ピケガミ

そんなに単純な話ではないんですよ。円高になってしまうと日本の企業の業績にかなりのダメージを与えてしまうことになるって知ってましたか?

ユキオ

えぇ〜そうなんすかぁ?知らなかったっす、、、

ピケガミ

例えば、ドルに対して1円円高になってしまうだけでもトヨタの営業利益が400億円下がってしまうんですよ。トヨタのような輸出の比重が高い企業にとって円高が起きてしまうと業績にかなりのダメージを負ってしまうことになるんです。

ユキオ

それは困るっすね・・

ピケガミ

また、イギリスのEU離脱決定がきっかけで発生した急激な円高の影響で今後1年間の日本経済の成長率が1ポイント程度下がってしまうという予測も出されています。
ピケガミ

つまり輸出企業だけではなく日本経済全体にとっても良くない影響を及ぼしてしまうのですよ。

ユキオ

円高って怖いっすね。。。

 

③株価の下落

ピケガミ

企業の業績が悪化する予測が立つと当然株価も下落します。実はイギリスの国民投票の結果が出た日の日経平均株価は一気に1286円も下落してしまいました。この下げ幅はなんと16年ぶりなんですよ。

ユキオ

そ、そうなんすか・・・!?

ピケガミ

はい。株式や株式を組み込んでいる投資信託を購入していた場合、株価が下落してしまうと損失を出してしまいます。今回のイギリスのEU離脱はかなりの額の株価下落を引き起こしてしまったので、人によってはかなりの損失を出してしまったのではないでしょうか。

ユキオ

怖いっすね。。。

ピケガミ

また、年金の積立金の一部を株式で運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用状況にもダメージを与えてしまっているので、年金への悪影響は避けられません。

ユキオ

年金にまで影響あるんっすかぁ〜!?なんか今回のイギリスのEU離脱って悪影響だらけなんすね〜。。。

 

離脱による好影響

投資をする良いチャンス

ピケガミ

確かに悪影響が目立ちますね。しかし円高の進行や株価の下落は投資をする良いタイミングなんですよ。

ユキオ

……どういうことっすかぁ?

ピケガミ

円高のうちに海外の金融商品を購入しておけば将来円安になった際に為替差益(為替の変動に伴う利益)が期待できます。また、株価が低いうちに株式や投資信託を購入しておけば株価が上昇した際に運用益を得ることができますね。

ユキオ

ピンチをチャンスに変えるってやつっすね〜!!

ピケガミ

そうですね。その発想が大切ですね。

 

まとめ

ユキオ

イギリスのEU離脱にはこんなにたくさんの影響があったんすね〜〜

ピケガミ

ただし最後に紹介した好影響も、あくまで円高も株価下落も今がピークだと想定した場合の話です。今後さらに状況が悪化することも十分に考えられます。

ユキオ

考えなしに投資を始めちゃいけないってことっすね〜!

ピケガミ

そうですね。リスクをよく検討した上で投資するかしないか決めましょうね。

ユキオ

は〜い!肝に銘じておきまぁ〜す!

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