当座預金の仕組みとメリット

なかなか普通に生活している人は聞いたことがないであろう 当座預金 。

しかしどんな人のための口座なのか、 普通預金との違い はなんなのかを知らない人は意外に多いと思います。

今回は 当座預金 の基本をメリット・デメリットを含めてご紹介します。

当座預金とは？

ユキオ

最近気が付いたんすけど～、普通預金以外にも預金ってあって 当座預金 っていうのもあるんすね～。
なんかオトクなんですかぁ～？

ピケガミ

普通預金は誰でも作れる預金ですが、当座預金は個人事業者や企業向けの預金です。
預金の全体像・種類などは「さまざまな種類の預金の仕組み」で確認できます。

ユキオ

あ、僕作れないんすね、、、
でも、面白そうなんで詳しく教えてくれないっすか～?

ピケガミ

まず、普通預金は日常的な用途の預金です。給与等の振込や、クレジットカードや公共料金の支払いですね。
対して、当座預金は決済用です。主に個人事業者や企業が、手形や小切手を支払う際に使います。

ピケガミ

また、普通預金はATMを使って自由にお金の引き出しや振り込みができ、利子も付きます。
しかし、当座預金は小切手を使わなければ引き出せません。また、利子も付きません。

ユキオ

え～、普通預金のほうが便利でお得じゃないっすか～。
何で、個人事業者や企業は当座預金を使うんすか～？

ピケガミ

実は個人事業者や企業の方にとっては幾つかのメリットがあるんです。

当座預金のメリット

①手数料がかからない

ピケガミ

当座預金では振り込みや支払いに関する手数料がかかりません。

ユキオ

そうなんすねぇ〜。でも手数料ってそんな気にするほどの額なんすか〜？

ピケガミ

実はビジネスの場合、動く金額が大きいため普通預金ですと手数料が多額になります。
なので、手数料がかからない当座預金は普通預金より重宝されるといえるでしょう。

ユキオ

なるほど〜！そんなメリットがあったんすねぇ〜。

②現金を持ち歩かなくていい

ピケガミ

物騒な世の中、大金を持ち歩くのは不安ですよね？
当座預金を作ると、小切手や手形で支払いを済ませられるので安心です。

ユキオ

あのカッコイイ小切手は当座預金で使えるんすねぇ〜！
いつか、使ってみたいっすねぇ〜。

③引き出し限度額がない

ピケガミ

普通預金には1日の引出し限度額があります。（一般的に個人で100万円、法人で1000万円）

ピケガミ

ただ、ビジネスでは急に大金が必要になることもあります。そんな時に引き出し限度額がなければ、急な資金需要にも耐えられます。

ユキオ

なるほど〜。逆に引き出し限度がないとなんかちょっと不安っすよね〜。
でも、本当に大切な時には便利っすねぇ〜。

④当座借越

ピケガミ

通常お金が必要な場合は、銀行に融資を申し込まなくてはいけません。
しかし、口座開設の際に当座借越契約を結ぶと、一定の限度額まで自動的に融資が行われます。

ユキオ

ん〜。具体的にはどんな感じなんですか〜？

ピケガミ

例えば、預金残高が100万円で、150万円の小切手を支払ったとします。足りない50万円分次に当座口座に振込を行うまで一時的に銀行が払ってくれます。

ユキオ

なるほど〜。自動的に融資を受けられれば、小切手を使う側も受け取る側も安心できますね〜。

まとめ

ピケガミ

当座預金のメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

ユキオ

当座預金ってめっちゃ便利っすね～。
とりあえず、小切手使ってみたいっす〜！