2017/09/17

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マイナス金利とは?個人への影響を徹底解説!

 

2016年1月末、日銀がマイナス金利の導入を発表しました。

ユーロ圏やスウェーデン・スイスなどの欧州諸国では既に導入されているこの制度。

今回はこのマイナス金利政策の狙いや、考えられる影響についてご紹介します。

 


マイナス金利とは?

ピケガミ

マイナス金利とは、メガバンクなどの都市銀行・地方銀行・信用金庫などの市中銀行が日銀に預けている当座預金(企業や個人事業主様の預金)に対しての金利をマイナスにする政策のことです。

 

マイナス金利とは

 

ユキオ

どれくらい金利がマイナスになるんですか〜?

ピケガミ

これまで日銀当座預金の金利は0.1%でしたが、マイナス金利を導入したことによって、この金利がマイナス0.1%となります。

ユキオ

え・・今まで預けていれば増えていたものが、今後は減ってしまうんですか・・・

ピケガミ

そうなんです。そのため、銀行は日銀当座預金に預けるのをやめ、企業や個人への融資などで利益を上げざるを得ない状況になりました。

ユキオ

銀行からしたらいい迷惑って感じしますね〜。。。
他にはどんな影響が出てるんすかぁ?

ピケガミ

それでは、説明していきますね。

 

どんな影響が出ている?

 

マイナス金利による影響

 

1. 証券市場

ピケガミ

まずは証券市場ですね。マイナス金利の導入が発表された直後、銀行関連株が一斉に下落しました。これはマイナス金利下で銀行の収益力が低下すると見込まれたためです。

ユキオ

そうなりますよね・・・

 

2.財務省による国債募集停止

ピケガミ

また、財務省は10年物国債の募集を停止しました。マイナス金利発表後に国債の利回りが一時0.05%になったこともあり、買い手が見込めないと判断されたためです。

ユキオ

なんか散々っすね〜。。。

 

3.普通預金の金利の低下

ピケガミ

あとは普通預金金利の低下も象徴的な変化ですね。

ユキオ

どうなったんすか〜〜?

ピケガミ

マイナス金利によって金融機関の収益環境が悪化した影響を受け、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3大メガバンク全てが、普通預金の金利を従来の0.02%から0.001%まで引き下げました。

ユキオ

え・・実に20分の1になってしまったんすか・・・

ピケガミ

そうなんです。もともとスズメの涙ほどであった預金金利がさらに下がったことで、一般市民がリスクをとって銀行預金ではなく、REIT(不動産投資信託)などの利回りが良い金融商品に資産を移すという動きが活発になっているようですよ。

ユキオ

マイナス金利で普通預金の金利がそんなに下がると、いつか預金金利もマイナスになっちゃいそうで怖いっすね〜。今のうちに銀行から預金を引き出しておいたほうが良いんすかねぇ。。。。

ピケガミ

実際、ユキオくんのような心配をした人たちがこぞって家庭用金庫を買いに走ったようで、金庫の売れ行きが好調らしいですよ。

ユキオ

それは面白いっすね〜〜

ピケガミ

今後どうなるかはわかりませんが、日本に先駆けてマイナス金利を導入しているユーロ圏の銀行の普通預金金利はマイナスになっていないです。

ユキオ

とりあえず今は大丈夫そうって感じっすね。

 

必見!マイナス金利の導入で想定される悪影響・好影響

ユキオ

マイナス金利で銀行がやばいってのはよくわかったんすけど、実際ボクたち個人にはどんな影響が出てくるんすか?

ピケガミ

いい質問ですね!
では、まずは悪影響について説明しますね。

 

悪影響

ピケガミ

マイナス金利政策が個人に及ぼす影響として想定されるのは、銀行が収益を見込めなくなったことにより、個人に対して負担転嫁をする可能性があることです。

ユキオ

負担転嫁っすか・・??

ピケガミ

はい。実際に現在も普通預金金利の引き下げで個人にもしわ寄せがきてますね。

ユキオ

ただでさえ金利ないようなもんなのにつらいっすね〜。。。

 

好影響

ピケガミ

これまで散々マイナス金利の悪影響ばかり説明してましたが、もちろんマイナス金利にも好影響はあります。

ユキオ

お〜よかったっす〜。
救いはあったんすねぇ〜!

ピケガミ

好影響として2つ挙げられます。
①市場に出回るお金が増え、景気が好転。
②金利が下がり、住宅ローン・不動産投資ローンなどの金利負担が低減。

 

マイナス金利による好影響

 

ユキオ

マイナス金利って個人にとってはプラスの側面あるんすね!
ちょっと安心したっす〜!

まとめ

ピケガミ

マイナス金利は様々な波乱をもたらしていますが、個人にとってはプラスの影響も出ています。
住宅ローンや不動産投資ローンの金利が下がっている今が、マイホーム購入や不動産投資の買い時です。

ユキオ

金利が安い今の状況を利用して、資産運用に踏み出すチャンスっすね〜〜!!

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