2017/06/04

 -必要知識(ライフステージごと), 社会人

口座を分けるだけ!貯金効率アップの「4つの財布」とは

 

貯金を成功させるのには、口座を分けるのが有効だってご存知でしょうか?
聞いたことはあっても、その真意を知っている方は少ないです。

今回は「4つの口座」の詳細や「なぜ口座を分けることで貯金率がアップするのか」についてご紹介します。

 


貯蓄効率アップに必要なのは?

アヤカ姉

やっぱ〜、アタシぐらいの先見の明があると、今から始めちゃうのよ〜。

ピケガミ

何を始めたんですか?

アヤカ姉

先行投資よ先行投資!子供に習い事をさせてるの!月火水で、水泳、木金土で、子役塾にボールペン字講座…。

ピケガミ

すごいですね。才能が開花するといいですね。

アヤカ姉

でも、こんなに習い事を習わせていると〜、お月謝が大変なのよねぇ〜…。

ピケガミ

毎日習い事に通わせていると、さすがにお金がかかりますよね…。

アヤカ姉

そうなのよ。貯蓄しようと思っても、なかなか増えないのよねー。だから今日もパートに行くってわけ。

アヤカ姉

あ、そうだわ!この間金融のセミナーに行ったの。

ピケガミ

いいじゃないですか

アヤカ姉

それで、お金を貯めるには「金銭に対する考え方」が大事らしいんだけど、良くわからなかったから説明してほしいのよね。

ピケガミ

いいですよ。

アヤカ姉

頼りになるじゃない!!

ピケガミ

確かに「金銭に対する考え方」を持つことは貯金額を増やすために重要なんですが、実際には思いつかない方も多いでしょう。

アヤカ姉

うんうん、そうなのよね。

ピケガミ

貯蓄効率を上げる簡単な方法は「4つの財布」を意識することです。

アヤカ姉

4つの財布?

ピケガミ

そうです。今回は計画的かつ効率的な貯蓄を手助けする「4つの財布」の考え方をご紹介します。

 

貯蓄するうえで必要な4つの財布

ピケガミ

効率よく貯蓄をするためには、金銭に対する考え方を持つことが重要です。ここで紹介する「4つの財布」の考え方を利用して、お金に対する考え方を知っていきましょう。

アヤカ姉

そうね、お願い。

ピケガミ

「4つの財布」は①短期、②中期、③長期、④緊急で構成されています。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

4つの財布の詳細

 

①短期:すぐ使うお金

ピケガミ

すぐ使うお金といえば、食費や月々の家賃などの生活費として用いられるお金です。常時必要となり続ける用途への出費です。

アヤカ姉

なるほどね、毎月使うお金ってことね。

ピケガミ

そうです。貯蓄を増やすには、①収入を増やす方法と、②出費を減らす方法がありますが、①の収入は急に増やせるものではありません。

アヤカ姉

①がダメってことは、②の支出を減らす方法ってことね。

ピケガミ

そうです。固定的な支出を減らしていけば、貯金できる金額を増やせますよね。

アヤカ姉

そうねぇ。ふ〜〜ん。

ピケガミ

また、すぐに使うお金なので「現金」か「銀行預金」で貯金しておくのが適切です。現金化しにくい資産は「短期」の用途には適していません。

 

②中期:5年以内に使うお金

ピケガミ

次に、「中期」のお財布を見ていきましょう。

アヤカ姉

中期のお財布?

ピケガミ

そうです。「中期」は、引っ越しや旅行費用、マイホームのための資金など、目安としては五年以内に使うお金のことです。

アヤカ姉

なるほどね。

ピケガミ

中期的な支出がどの程度になるかという想定はなさっているでしょうか。

アヤカ姉

そうねえ、分からないわ。

ピケガミ

なんとなく旅行に行きたいから貯蓄を崩して旅行に行く、という方法も気楽でよいですが、あらかじめ余剰資金として中期的な見積もりを立てて貯蓄しておきましょう。

アヤカ姉

なるほどね〜。アンタ賢いじゃない。

ピケガミ

中期的に必要なお金は、運用や積立に回すことで、上手に運用ができると考えておいてください。

アヤカ姉

運用ね〜、なんだかよく分からないわ。

ピケガミ

運用は知らないと怖いかもしれませんが、本来全く怖がるべきものではないですよ。こちらの記事で資産運用について見てみて下さい。
「初心者必見!資産運用に関するタイプ別の考え方3選!」

 

③長期:将来必要なお金

ピケガミ

次に、アヤカさんにとって最も大切な教育費でもある「長期」のお財布について説明いたします。

アヤカ姉

それ早く聞きたい!!聞かせて!!

ピケガミ

お子さんの教育資金や、親の介護資金、ご自身の老後資金などがこれにあたります。長期的な家計計画の成否は、人生の成否に大きく関わってきます。

アヤカ姉

それはとても重要ね。

ピケガミ

教育費も、いつまでにどのくらいの金額を貯めておくべきか、といったことをあらかじめ計画しておくべきですね。

アヤカ姉

足りなければパートの量を増やせばいいと思ってたけど、それだとまずいかしら?

ピケガミ

ちょっとまずいですね。それだといつ体調を崩して働けなくなるかもわからないですからね。

アヤカ姉

そうよね〜。

ピケガミ

また老後資金の不足は、リタイア後の生活レベルに致命的な影響を与えてしまう可能性が高いです。

アヤカ姉

そんなこと言われたら、怖くなってきたわ。

ピケガミ

今、現在収入が多い方でも、いつかは収入が減少したり途絶えたりするときが来ますから、決して軽んじることのできない用途のお金です。

ピケガミ

また、長期のお金に関しても運用や積立貯金で、お金を増やしながら貯蓄していくことが効率的です。

 

④緊急:緊急に必要なお金

アヤカ姉

もし、アタシと子供が病気になっちゃった場合も、どうすればいいの?その時も貯金すればいいってワケ?

ピケガミ

そうですね、緊急のための貯金についてお話しします。緊急とは、発生する頻度は低いものの、万が一のケガや病気の治療のために必要となる資金です。

アヤカ姉

なるほどね。

ピケガミ

ただ、大きな病気やケガによる出費を、ご自身や身の回りで経験したことのない方にとっては、緊急に必要な金額がどれほどのものになるか想像できない方が多いと思われます。

アヤカ姉

そうね、正直わからないわね。

ピケガミ

では、胃がんになった場合の例を見てみましょう。

アヤカ姉

がんって心配だわ〜。

ピケガミ

たとえば胃がんの治療の場合、医療費の三割負担額の目安は約29万円、入院日数は18.8日といわれています。

ピケガミ

これに加えて、入院中はベッド代、治療代などその他諸々の出費がともなう他、保険対象外の先端治療が必要になる場合もあります。

アヤカ姉

それに、働くこともできないわよね。

ピケガミ

そうなんです。

アヤカ姉

ただ、アタシ、使うか分からないのに、現金で貯めておくって苦手なのよね。その場合どうしたら良いかしら?

ピケガミ

突然の大きな支出につながる緊急用の資金に対しては、積立などでお金を増やすよりも、いざとなった時に取り出せるお金作りが重要です。

アヤカ姉

さっき4つの財布って言ってたけど、将来のかかる費用を4つに分類して貯金していこうって話よね?

ピケガミ

はい、その通りです。この「4つの財布」を利用することで、今使えるお金の量や、将来必要なお金の量がはっきりするため、貯蓄がしやすくなります。

アヤカ姉

そうなのね〜

 

実行するにあたって、必要なのは?

ピケガミ

「4つの財布」の考え方を実行する際に一番初めにしなければならないのが、自身の今現在の経済状況の確認です。

アヤカ姉

あ〜、現状把握ね!

ピケガミ

まずは月々の収入がいくらで、出費がいくらで、どのような用途にどれだけ出費があるかを確認しましょう。

アヤカ姉

家計簿はつけてるんだけど、見直しが足りなかったかもしれないわね。

ピケガミ

そうですね。見直してみることもとても大事です。

ピケガミ

見直しの際に、月々貯蓄に回せる金額をおおざっぱでもいいので4タイプの用途それぞれにどう分配すべきかを考えましょう。

アヤカ姉

アタシの人生設計の始まりだわぁ♬

ピケガミ

これは人生設計にもかかわる長期的なマネープランが必要になりますから、日頃からお金の問題について考える習慣がつけば、自然とプランが固まっていくでしょう。

 

まとめ

ピケガミ

今回は「4つの財布」についてご紹介しました。

アヤカ姉

短期・中期・長期・緊急ね!

ピケガミ

そうです。現状を把握し、自分の貯蓄を少額ずつでも用途や役割によってお金を分類する習慣を付けることをお勧めします。

アヤカ姉

そうね!私なら、子育ての割合を大切にしたいわね。

ピケガミ

人生において必要となるお金の用途別で貯蓄を考えることで、より効率的な貯蓄が可能となります。



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