2017/05/28
貸借対照表の基本と使い方
企業の業績がどうなっているのか、実際に見ることができる資料が「 貸借対照表 」です。
この 貸借対照表 は、企業の株を買うという場面でも重要な役割を果たします。
貸借対照表 をどのように見た方が良いのか、今回は要点を分かりやすく説明します。
貸借対照表 (バランスシート)とは?
ユキオ
株式投資をするなら 貸借対照表(バランスシート)を読めたほうがいいって聞いたんすけど〜、そもそもあれって何なんすか〜?
ピケガミ
貸借対照表は、会社の事業資金をどのように集めて、どのような形で保有しているのかを表す書類です。
大きく分けると、総資産、負債、純資産で表されます。
ユキオ
え?同じ資産なのに分けられてるんすか〜?
ピケガミ
以下の図表のように、貸借対照表では、右側を借りたお金(負債)と返さなくていいお金(純資産)、左側をそれらを運用して取得した会社の財産(総資産)で表してるんです。
ユキオ
なるほど〜。右側が集めたお金で左側がそれを使って買ったものなんすね〜。
ピケガミ
ちなみに、純資産と負債の合計額は総資産額と一致するため、貸借対照表の左右のそれぞれの総額は必ず一致します。
左右のバランスが取れていることから、貸借対照表はバランスシートとも呼ばれます。
会社の健全性を表す自己資本比率
ピケガミ
この貸借対照表から計算することのできる「自己資本比率」は会社の健康状態がわかる指標です。計算式は
ピケガミ
となっており、自己資本比率は総資産のうち純資産がどの程度の割合を占めているのかを示しています。
ユキオ
これって、どういう風に使えばいいんすかね〜??
ピケガミ
自己資本比率が著しく低い企業は資金繰りができなくなり倒産する可能性が高いです。
そのため、投資をする際はできる限りこの「自己資本比率」が低くない企業を選ぶようにしましょう。自己資本比率が10%を下回ると危険です。
ユキオ
なるほど〜。出来るだけ倒産しないような企業を選ぶためにも、重要なんすねぇ〜!
まとめ
ユキオ
貸借対照表って便利なんすね〜。
ピケガミ
そうですね。企業のバランスシートが「貸借対照表」ですが、個人でも自分の収入・支出を把握することは大切ですよ。
「おすすめの貯金方法5選!これで1000万円も夢じゃない!」で紹介しているので気になる方は是非読んでみてください。
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