2017/06/03

 -投資, 不動産投資

不動産を売るタイミングで税率が変わる!?~長期譲渡と短期譲渡の違い~

 

不動産は売る時期によって税金の額が変わってきます。
数カ月の差で損をしないように、売却にかかる税金について知る必要があります。

そもそも、どの金額に税金がかかるのか、どの時期だったら損をしないで済むのかなど複雑な仕組みを簡単に紹介していこうと思います。

 


税率の変わり目

ピケガミ

”5年間”がキーワードです。

ユキオ

5年間!?

ピケガミ

この5年間というボーダーラインを越えるか越えないかで大きく税率が変わってくるんです。

ユキオ

その5年間ってなんの5年間なのか気になるっす…!!

ピケガミ

それは、ズバリ不動産の保有期間なのです!!

ユキオ

つまり、保有期間が5年未満と5年以上で変わるってことっすか?

ピケガミ

そういうことです。
保有期間が5年未満で売る場合、「短期譲渡」、反対に5年以上である場合、「長期譲渡」の扱いになります。。

ユキオ

へぇ~。その5年間だったんすね~。

ピケガミ

この短期譲渡か長期譲渡かで税率がおよそ20%も違ってくるんですよ。

ユキオ

本当、知らないと損しちゃいますね~。

ピケガミ

ちなみに10年以上だとさらに低い税率になるんです。

ユキオ

なが~く持っていればいるほど税金はかからないんすね~。具体的にどのくらい税率がかかるんすか?

短期譲渡長期譲渡 

ピケガミ

まとめるとこんな感じになります。

ユキオ

①の短期と②の長期で税率がこんなにも違うんすね~。短期譲渡は不利ってことか…。

ピケガミ

知らないままだともったいないですよね。

ユキオ

なんで所得日も売却日も「1月1日」に変わってるんすか?

ピケガミ

月日ではなく、年の単位で統一することで「5年」に当てはまるか、そうではないかの判断をしやすくしているんですよ。

ユキオ

じゃあ、①の実質4年11か月で売る場合と②の実質5年1か月で売る場合だと3カ月しか期間の差はないのに、税率の差が生まれちゃうってことっすね。

ピケガミ

そういうことです。

ユキオ

この税率は売った価格にかかるんですか?

ピケガミ

いえ、違います。税率は課税譲渡所得金額にかかるんです。。

ユキオ

課税譲渡所得金額!?

ピケガミ

課税譲渡所得金額とは、売値から経費などいろいろ引かれた価格を表すんですよ。

 

課税譲渡所得

 

ユキオ

取得、売却するだけでもいろいろ経費がかかるんすね~。

ピケガミ

そうなんです。複雑な仕組みになっているからこそ、知らないままだとうっかり損に繋がってしまうんです。

ユキオ

勉強になりました~!!

 

まとめ

ピケガミ

不動産を手放すタイミングで税率が変化するということは理解できましたでしょうか?

ユキオ

はい~。5年間がポイントでしたよね?

ピケガミ

はい。さらに10年間以上保有していた場合にも税率が変化するので不動産を持っている人は要注意です。
また、今回は売却時の税金についてでしたが、購入時の税金を知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
「不動産投資、購入の際の税金」



書籍3のご案内
無料セミナーのご案内

ホームに戻る

  • プロフィール
  • 書籍3のご案内
    書籍2のご案内
    書籍1のご案内