2017/09/23
確定給付企業年金(DB)とは?制度の基本を簡単に解説!
近年、年金の減額や受給されなくなる可能性などが懸念されたりしています。
そのため確定給付企業年金の存在も注目されてきています。
しかし確定給付企業年金とはどんな制度かご存知でしょうか?
実は「規約型」ろ「基金型」の2種類が存在します。また、確定拠出年金とも違います。
難しい言葉ばかりならび、わからないままにしがちな内容ですが、これからの時代は会社任せにするのではなく、
自分自身で制度を知ることが重要になってきます。
今回は「規約型」や「基金型」などの知っておくべき「確定給付型企業年金の基本」を簡単にご紹介します。
目次
確定給付企業年金とは?
確定給付企業年金・・・?
会社が掛金を出してくれるのか…!
そうです。つまり全て会社が責任を負うことになります。
そりゃ安心だ。
退職一時金と違う点は、「外部積立て」と「平準的な掛金拠出」という体制が整備されているところです。
外部積み立て??
その会社の外で資金が用意されているということです。
外部積み立てだとなにかメリットはあるのか?
会社が倒産したとしても、年金などの保障がきちんと出ることです。
たしかに倒産したらそんな余裕はなさそうだもんな。
そうですね。正確な退職金が支払われないケースもあります。
じゃあ外部で積立てていれば、倒産しても確実な金額が払われるわけか。
そうです。退職時や年金給付の場合にしか取り崩せないので、会社が有事になっても資産が守られるんです。
そういう仕組みになっているのか!
他にも確定給付企業年金を利用すると、毎月の給与を参照し、計画的に年金が拠出・積立をしてくれるんですよ。
2種類の管理・運用方法
もっと詳しく教えてくれ!!
まず確定給付企業年金には2つの種類があります。
ほう。
「規約型」…金融機関が管理・運用・給付
まず1つ目に生命保険会社や信託銀行などの金融機関と契約し、企業年金を積立する「規約型」があります。
まず1つ目「規約型」な。
契約した金融機関は会社の代理として、この積立を運用し年金を給付します。給付に必要な資金の準備を毎年確認できるのが特徴です。
金融機関にお願いするのが「規約型」ってわけだな。
「基金型」…企業年金基金が管理・運用・給付
2つ目は企業年金基金という特別法人を設立し、法人格となった基金が管理・運用・給付を行う「基金型」です。
金融機関には頼まず、一応は同じ会社なんだな。
会社とは別の法人格をおくことで会社から独立したことを意味するので、加入者や受給者側の運営に期待する形になります。
なるほどな~。この2つに分けられるわけか。
給付の種類
確定給付企業型年金の4つの種類について説明しますね。
1.老齢給付金
企業型年金と個人型年金どちらに入っているかによって手続きが違ってきます。
2.脱退一時金
50万円以下であれば非課税となりますが、50万円を超過している場合には一時所得として課税対象となります。
3.障害給付金 4.遺族給付金
障害給付年金の給付金額は毎年度見直しされるので、年金機構のHPなどをチェックしましょう。
なんかいろいろ違いがあるんだな~。
給付制度も受給者の状況によって分けられているので、希望の状況に応じて対応できます。
知っておいて損はないな。
希望の状況に対応できる分、条件なども細かいので下調べも重要ですよ。
まとめ
企業年金にもいろいろあるんだな~。
規約型は会社が金融機関に依頼して運用してもらうやつで、基金型は会社が年金運用専用の外部会社を作ってそこで運用するんだよな。
その通りです。確定給付企業年金の受け取りの類型についても話しましたね。難しいことばかりなのでよく復習しておきましょう。
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