2017/09/23
あなたは保険に入るべき?必要性を判断するポイント!
何が起こるか分からない人生、保険に加入しておくと安心ですよね。しかし、保険の営業マンに進められるがままに、何となく加入している方も多いのではないでしょうか?こういう場合、必要以上の保険に加入していることが多いです。
自分にとって不必要な保険を判断するのは難しいですが、人それぞれ必要な保障は異なっているという前提を持ち、自分にとって必要な保障について考えてみることが大切です。
今回は、公的制度も考えに入れ、生命保険の見直しポイントをご紹介します。
目次
生命保険の3種類
保険っていろんなタイプがあるじゃない?多すぎて正直よくわからなんだけど、、、
最近はいろんな種類のCMや広告を見かけますもんね。生命保険は大きく3つの種類に分けることができます。
3種類?
どれも聞いたことがあるわね。
①死亡保険
死亡保険は、もっとも一般的な保険でしょう。
そうね、保険期間内に死亡した場合に保険金が受け取れる保険よね。
②医療保険
病気や怪我をした場合に保険金が入ってくる保険です。
がん保険も医療保険の1つなの?
がん保険もそのうちの1つです。
③老後・貯蓄保険
よくわからないわね。
この保険の特徴は、病気や怪我の際には保険金が受け取れるのに加え、解約時に返金されることです。
だから、老後の蓄えとして機能するってことなのね。
そうです。公的年金以外の年金というふうに考えることができます。
すごいいい保険じゃない!
ただし解約時の支払い方法や返金の割合などは、保険によって異なるので注意が必要ですよ。
上記の3点は、以下の図にまとめているので、ご確認ください。
保険料の目安
今の説明だと分かりやすいんだけど、持病があるとかないとか・・・どんどんこんがらがるのよね。
保険料の目安ってどのくらいなの?
その人の持病や環境によって保険料は1人1人異なります。
最近では、保険会社のHPでシミュレーションを行うことができますよ。
そうなの、それは便利ね。
実際にライフネット生命の「保険料見積もり」から30歳男性・女性それぞれシミュレーションしてみたところ、下のような結果になりました。
あと数年後のアタシが終身医療保険を選んだらこんな感じってことね~。
そうですね。将来をイメージできると、準備がしやすくライフプランを考えやすくなります。
逆に、自分のライフプランを立ててから、自分に合った保険を探すのも一つの方法でしょう。
確かにやみくもに保険の説明を聞きに行くと、言われたままに入ることになりそうね。
保険の種類別にシミュレーションできるものもあるので、自分に合った保険を見つけるのにシミュレーションは有効だといえます。
あなたにとって保険は必要?不必要?
そういえば、アタシの友達で保険に入ってない人もいるんだけど~、それって大丈夫なの?
生命保険に加入する人は多いですが、加入していないから危険ということはありません。
そうね。将来を考えていない人のように感じるんだけど、考えているのかしら。
ちゃんと考えている人もいますよ。保険が必要ないと判断している人もいます。
そうなの?
ええ。では、以下で生命保険が必要な人と必要のない人のタイプを挙げていきますね。。
保険に入るべき3タイプ
①養う家族がいる人
死亡したりケガで働けなくなってしまったら残された家族の生活がままならなくなってしまいますよね。その際に入る保険金を生活費や医療費に充てたりするために加入する人が多いのです。
そうよね〜。万が一の時の家族のことも考えないといけないものね。
このタイプが最も保険加入の重要性が高いと思われます。
②ガン家系の人
ガン家系の人なら、「ガン・三大疾病保険」が便利です。
ガン家系の人はそうよねぇ〜。
この保険ならではのメリットとかってどんなものがあるの?
この保険は医療保険とは違って、商品によって異なりはしますが、
診断された時点で使い道が自由な一時金がもらえるのが大きなメリットでしょう。
診断時に一時金がもらえて、使い道が自由っていうのは凄いわね。
特に先にもらえる一時金で医療費を早めに用意できるのは、手術の選択肢も増えるから絶対必要だと思ったわ!
その分保険料は高めとなっていますが、ガン家系の方なら入るに越したことはありません。
③公的年金のみの老後が不安な人
お金の管理が苦手だったりする人は毎月強制的に保険料が徴収されることで老後の備えを着実に増やすことができます。ただ、毎月の保険料はかなり高めなので自分の家計と相談してみてください。
お金の管理ができないような男にはそんな手もあるのね。だらしがない人も少しは安心できるわね。
そ、そうですね~。
こんな人たちには本当に保険が必要だと思うけど〜。逆に保険が必要無い人はどんなタイプなの?
保険に入る必要がない3タイプ
①独身の人、子供のいない夫婦
こちらは先ほどと真逆の人ですね。特にも、独身の方や、子供のいない夫婦の家庭なら死亡保障は必要無いでしょう。
死亡保障は必要ない!?
ホントなの?
そうです、必要ないと思います。
独身や、もう子供が成人してお金を稼げる場合、自分が死んでしまっても本当にお金に困る人はほとんどいません。
このような方は急いで保険に入らないでも大丈夫です。
加入するなら定期保険など「掛け捨て」のもので月々の保険料が安いものがオススメです。
掛け捨てで安い保険に入るってことね。
ま、確かに〜女性一人なら、どうにか自分で生活を送ることはできるものね。
そうです。基本的には、子供の有無が死亡保障の必要性の一番の指標になります。
②大企業に勤めるサラリーマンの人
日本の大企業は総じて福利厚生が手厚いです。サラリーマンですと、企業独自の福利厚生制度を利用できることが多いです。
福利厚生ね、大事よね。
自分の勤める企業の福利厚生が、自分の必要な保障を満たす場合は他の生命保険の加入は不要でしょう。
そうなのね。
しかも、会社の福利厚生は、保障の手厚さの割に安価で利用できる場合が多いので、積極的に活用しましょう。
③充分な貯金がある人
こちらはある程度資産運用を行っている上級者向けの話ですが将来、病気やケガをしても困らないくらいの貯蓄や対策があれば保険への加入は必要ないですね。
困らないぐらいの貯蓄って難しいわよね〜。そう考えると、ちょっと不安になってきたわ。ほんのちょっとね。
保険未加入で病気になったら、どうする!?
でも、万が一大きな病気を患って入院した時、保険に入っていなかったら大変じゃない?アタシの貯金じゃどうにもならないわよ。。。
大丈夫ですよ。そんな時は、便利な公的制度の一つである高額療養費制度を利用しましょう。
高額療養費制度
高額療養制度とは、国民の医療費負担が大きくなりすぎないよう導入された制度です。
それは誰でも使えるものなの?
国民健康保険に加入していれば利用できます。なのでほとんどの人がこの制度の対象です。
この制度があれば、「医療保険」の必要性はほぼなくなります。
そうだったのね!
具体的に言うと、どんな制度なの?
一ヶ月間の医療費が自己負担限度額を超えた場合、超過分を支給してくれるものです。
ただ、返金には3か月ほどかかってしまいます。
払ったお金が戻ってくんの?アンタ、もっと早く教えなさいよ〜!
ただ、3か月後となるとある程度の貯蓄がないと、不安ね。
確かに、3か月というと短いようで、長いですもんね。
返金までの期間にお金が必要な場合、高額医療費貸付制度というものがあります。
高額医療費貸付制度
なんか似たような名前の制度ね。高額療養費と、高額医療費貸付制度。。。
確かに、似てますね。
この高額医療費貸付制度を利用することで、負担分の8割程度を無利子で借りることができます。
そんな制度もあるの。調べてみれば、国の制度って意外とまともなものがあるのね〜。
その通りです。
まとめ
将来が不安なのは当たり前ですよ。多くの人が不安だからほとんどの人が保険に加入しているわけです。しかし、沢山の保険商品があるなか、自分にあった保険を見つけるのは難しいでしょう。
だからこそ、「自分に本当に必要な保障は何か」
「自分が使える公的制度や企業福利厚生はどうなのか」
を整理して保険に加入することをオススメします。
さっきの高額療養費制度とかのことね。
こんないい制度があるなんて驚いたわ〜。
この機会に、現在の保険やこれから入る予定の保険を、見直してみてはいかがでしょうか。
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