2018/02/12
【世代別貯金額の目安】貯金には目標を!何歳までにいくら?
同じ世代の人たちがどれくらい貯めてるのかって、気になりますよね。
ただ、お金の話って、まだまだ聞きにくいトピックではあります。
世間では同世代の人はどれくらい貯金しているのか、自分の年収を元に目安を出してみましょう。
世代別の貯金額目安を知り、長期的な貯金額の目標を立てるのにも役立ててみてくださいね。
今回は、20代、30代、40代の世代別貯金目標金額についてご紹介します。
目次
貯金額の目安
貯金額の目安を、一概に「いくらあれば安心できる」と断言することは難しいです。
個人の性格や経済状況等に依る部分が大きいからです。
そこで、一般論ではなく、自分のライフスタイルと比較する材料として、
いくらあれば良いというよりも「あなたにとって」いくら必要なのかというところに着目し、一人一人の年収に合わせた目安設定をしていきたいと思います。
それでは一緒に確認していきましょう。
20代の貯金目標金額
まずは給与の3ヶ月分
現在貯金額がほぼゼロの方は、まず3ヶ月分の給与に相当する額を貯めることから始めましょう。
たとえば手取り月収が15万円なら、15万円×3ヶ月の45万円の貯金を目指しましょう。
3ヶ月分の貯金があれば、急な病気や予期せぬ失業の際の安心材料にすることができます。
でも、若いうちって、お給料も少ないし、家賃や光熱費やら何やらで手元に残るのは微々たる額なのよ!?
それをどうやって貯金すればいいのかしら。
新社会人の方は、新生活や人付き合いの費用等で出費がかさみ、貯金どころではないと感じる方も多いでしょう。
特に若いうちは、失敗や成功を繰り返しお金の上手な使い方を学び、自分磨きをして将来のパートナーを探したりすることも非常に大切です。
無理のない範囲で少しずつ、こつこつ貯蓄をしていく癖をつけていくことが大切です。
20代は、年収と同額程度の貯金を!
では、30代までに年収と同額程度の貯金を貯めるには、どうすれば良いでしょうか?
ここからは、仮に年収が300万円である場合を考えていきましょう。
うーん…。一ヶ月の貯金額を決めるとか〜?
その方法もいいと思います。大切なのは、どのくらいのペースで貯金すれば、いつ頃にどれくらい貯まるのかという見通しをもって、計画を立てて貯金をすることです。
例えば、24歳から年収の15%を貯金した場合、約7年後の30歳になる頃には300万円になります。
コツとしては、計画的な貯金を行う場合、貯金用の口座を生活費用の口座とは別に開設することをおすすめします。
具体的な方法はこちらをご覧ください。
「口座を分けるだけ!貯金率アップの「4つの財布」とは」
計画的な出費は計画的な貯金と同様に難しいものです。
貯金を無計画に崩さないように工夫しておくことも大切です。
気づくのが遅かった場合の対処法
でもこの世代別って、20代って言っても、21歳で見るのと29歳で見るのとじゃ全然違うわね。
もちろん、貯金目標の期間が短くなると、負担や焦りも大きくなります。
そういう時は、年齢にとらわれずに、長期的な計画を立てることです。
例えば、29歳から年収と同程度の貯金額を1年で貯めることは不可能です。
なので、33歳までに年収の同額程度を貯めるというように決めてしまいましょう。
そして、33歳までに貯められたのであれば、次は30代の目標を達成すればいいわけです。
20代におすすめの記事
「口座を分けるだけ!貯金率アップの「4つの財布」とは」
「一人暮らし必見!100万円貯金する方法を紹介!」
「【資産運用 初心者向け】自分にあった投資方法とは?」
30代の貯金目標金額
30代は、年収の2倍程度の貯金
30代は?アタシもそろそろ考えなきゃいけないんだけど…
30代は結婚、出産等大きなライフイベントで出費がかさむことも多いです。
場合によってはボーナスの一部を貯金に回してでも、30歳までに年収額の2倍の貯金を目指しましょう。
年収の変動はあると思いますが、24歳から40歳までの17年間、年収の15%を貯金し続けた場合、年収の約2.5倍の貯金ができる計算になります。
結婚に関わるお金は平均352.7万円
結婚は?結婚に関して聞きたいわ!
結婚の費用っていくら貯めればいいかしら。
挙式・披露宴の費用(ご祝儀などを支払いに充てない額)は、平均で352.7万円となっています。
新婚生活の準備でさらに費用が掛かる可能性もあります。
数年後に結婚を控えているならなおのこと、独身の時期こそ人生で一番の計画的な貯金のチャンスであることを念頭においておきましょう。
気づくのが遅かった場合の対処法②
もし、30代で気づいた場合のことを考えてみましょう。
今回は35歳で気づいたとします。
あと5年で年収の2倍を貯めるのは難しいですよね。
しかし、これはあくまで目安なので、5年間で年収と同等を目指すか、7割程度を目指すというのも良いと思います。
長期的な目で考え、30代ではいくら貯金して、40代でいくらいくら貯金するという目標を立てることが大切です。
30代におすすめの記事
「老後の収入のつくり方〜自分の資産運用を考える〜」
「マネープランでお金の不安を解消!メリットから作成方法まで徹底解説」
40代の貯金目標金額
40代は、年収の3倍程度の貯金
40代は家庭をお持ちであれば、住宅ローンやお子様の進学の出費等が必要な時期であり、貯金が容易ではない場合もあります。しかし、ここであきらめずに少額づつでも将来のための蓄財をして年収の3倍程度の貯金を目指すべきです。
50歳まで27年間、15%の貯金を続けられれば、年収の約4倍程度のお金が貯まる計算になります。
でも、出費が多い時はどうすればいいのかしら。
貯金貯金って言うけど、意外に貯金するのって大変なのよ。
では出費が多い時期もあきらめずに蓄財をするコツをお教えします。
貯金のコツ
まずは定番の定期預金です。利息は全く期待できませんが、口座からお金を引き出しにくい状況に強制的にし、無駄遣いの減少を期待できます。
定期預金についてはこの記事を参考にしてください。
「定期預金の仕組みとメリット・デメリット」
また、貯めてきたお金を資産運用によって増やす・支出を減らすという方法もあります。
資産運用ってお金が減るのが怖くない?
たしかにリスクはありますが、しっかり情報収集してマネープランを作れば、手堅く運用することも可能です。
詳しくはこちらをどうぞ
「初心者必見!資産運用に関するタイプ別の考え方3選」
支出を減らす方法
次に、支出を減らす具体的な方法について説明していきます。
40代の方に有効な支出カットの方法として、住宅ローンの繰り上げ返済や保険の見直し等があげられます。
ただ生活費を減らすだけではなく、ローンや保険等大きな出費の無駄を省くことも非常に効果的です。
保険の見直しについてはこちらの記事をみるといいでしょう。
「あなたは保険に入るべき?必要性を判断するポイント!」
気づくのが遅かったときの対処法③
もし40代で気づいた場合も、30代のときと同様に、年齢にとらわれずに焦らず実現可能な計画を立てましょう。
例えば、まず20代の目標を達成することを考えた場合、40代の年収で当時の給料の3ヶ月分を貯金するのは決して難しくないはずです。
そのあとは、20代の頃の年収と同等程度の貯金額を目標にし、そのあとは30代の頃の年収の2倍を目標にします。
遅く始めるのも考えようによっては、一番効率的な貯め方かもしれませんね。
40代におすすめの記事
「老後の収入のつくり方〜自分の資産運用を考える〜」
「あなたは保険に入るべき?必要性を判断するポイント!」
定年までに貯めておくべき金額
あまり考えたくないけど、定年のことも考えておかないといけないわね〜。
しかし定年までにいくら貯めておくかというのは、非常に難しい問題なんです。
2500万円の蓄え
例えば、定年後、年金の不足分として生活費で毎年100万円の出費があるとしましょう。
定年後25年間生きるとすると、一つの目安として、2500万円の蓄えが必要ということになります。
また、当然ですが、年金と100万円で生活できる人もいれば、そうでない人もいます。
一般に、定年前の生活レベルが高い場合、定年も生活費用が高くなる傾向にあります。
あくまで2500万円は目安として、自分の生活レベルに見合った適切な貯金額を決めて貯めることが大切です。
年収の5倍程度の貯金
貯金額を設定しておくことが大切と言いましたが、そのもう一つの目安としては定年までに年収の5倍程度の貯金という目標です。つまり年収の5年分です。
このとき、老後に25年間生活が続き、生活費は現役時代と同程度としましょう。
貯金を25年間で等分配すると、1年の生活費の80%が年金等の収入頼りになります。
80%ときくと大変そうですが、お子さんの独立等で生活費が現役時の半分になれば、年金等には生活費の60%を頼れば良いことになります。
老後の生活に、どれくらい費用が必要か考えるのは難しいわね。
定年後の収入源をつくる
貯金の他に今からできるとすれば、年金のような継続的に収入を得られる資産を形成しておくことが重要です。
例えば個人年金がその一つですが、不動産投資なども年金の代わりにすることができます。
気になる方はこちらをご覧ください。
年金型不動産投資のメリット8選!少額からスタート可能!?
まとめ
今から対策を練れば、それだけお金が貯まりやすくなるわね。
目標を持った貯金を意識できて良かったわ。
貯金するのもたしかに大切ですが、ただただ貯金するだけの人生は面白くありません。
理想的なライフプランに必要な貯金額、そして、いかに貯金するかという長期的な計画が大切です。
自分のライフプランに合ったマネープランを作れれば、具体的な目標も自ずと決まるわね。
「老後の充実」だけでなく「理想的な人生」のために、貯金という名の準備をアタシも始めるわよ!
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