2018/02/12

 -投資, 海外オフショア投資

海外投資信託の基本!日本との比較からわかる魅力とは

 

皆さんは「投資信託」ってご存知ですか?
投資信託は少額の資金で始めることができ、近年注目を集めています。

さらに、投資信託の中でも「海外投資信託」は日本の投資信託と比較して高い利回りなど魅力的な面が多数あります。

今回はそんな海外投資信託のメリットやリスク、購入方法などを紹介します。

 


そもそも海外投資とは

 

そもそも海外投資とは何か、ということについて説明していきたいと思います。

海外投資とは、その名の通り、海外の株式や債券などに投資をすることです。
まずは、海外投資のメリットとリスクについて見ていきましょう。

ピケガミ

普段聞き慣れない海外投資信託という言葉ですが、リスクばかりではなく、メリットもたくさんありますよ。

 

 

メリットとリスク

メリットは、海外投資は種類が多いということがあげられます。
これは、日本よりも海外の方が金融インフラが整っていることや経済成長率が関係しています。

その一方で、日本での投資では存在しなかった為替変動リスクカントリーリスク発生します。

 

・為替変動リスク

 

まず一つ目は為替変動リスクがあげられます。

海外投資を行うにはまず、日本の円を外貨に換える必要があり、利益も外貨で獲得します。
しかし、円高や円安といわれるように、その時々によって貨幣の価値は変わってしまうので、為替によって利益が変動してしまいます。

これは日本国内だけで投資を行っていたときには存在しなかったリスクです。

ユキオ

じゃあ、100ドルの利益を得られたとしても、その時期の円や外貨の価値によって円に直すと
9000円の価値になったり、1万2000円になったりするってことっすね〜!

ピケガミ

そうです。その時の為替によって最終的に得られる利益(円)や初期の投資に充てる資金(外貨)に変動が生じます。

 

・カントリーリスク

 

もうひとつのリスクはカントリーリスクと呼ばれるものです。

カントリーリスクとは、その国の政治情勢などによって損害を受けるリスクのことです。

例えば、ある国の企業に投資していて、その企業の株価は上がっているのに、その国でクーデターが起きてその国の企業全体の株価が下がってしまうなどのケースがあります。

 

リスク対策方法

これらのリスクを考えると、海外投資をためらってしまう、、、という人も多いでしょう。
しかし、これらのリスクは適切に対処することによって対策可能なんです。
今から、その対策法をお教えしようと思います。

 

・長期積立投資

 

まず、為替変動リスクに対しては長期積立投資で対策することができます。

簡単に説明すると、長期的に少しずつ投資を行うことで為替変動リスクを軽減させる投資方法のことです。
長期積立投資に関しては、詳しく書いている記事があるので、そちらを参考にしてください。
「20代必見の資産運用!長期で大きな差が付く積立投資」

 

・各国の格付け情報

 

一方カントリーリスクに対しては、格付け会社が出す各国の信用度参考にすることで対策できます。

具体的には、香港・オーストラリア・スイス等の国々の信頼度が高いです。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
「カントリーリスクの基本と回避方法」

 

ピケガミ

次は、海外投資の詳しい説明をしていきます。
海外投資には海外投資信託オフショア投資の2つがあります。

海外投資信託

 

海外投資信託の仕組み

海外投資信託はその名の通り、海外の投資信託で、日本の証券会社などで購入することができます。

投資信託とは、投資顧問会社が投資家から資金を集め,そしてそのお金を運用して、出た利益を投資家に分配するというものです。
投資信託についてさらに知りたい方はこの記事も参考にしてみてください。
「投資信託の基本と仕組み」

 

海外投資信託と日本の投資信託の違い

まずは、海外投資信託と日本の投資信託の違いについて説明していきたいと思います。

・配当の分配方法

 

日本と海外の投資信託には、配当の分配方法の面で違いがあります。

日本の投資信託では主に毎月配当型であるのに対し、海外投資信託では配当の自動再投資型で複利効果を狙えるというメリットがあります。

ユキオ

毎月配当型?自動再投資型で複利効果??

 

まず、毎月配当型とは、運用結果で得た配当を毎月受け取れる仕組みのことです。
毎月配当がもらえるから安心、と思うかもしれませんが、この制度は運用が悪い時は元本を削って配当を出していきます。
つまり、将来的にはもらえる額が減っていく可能性もあります。

また、配当分にも税金がかかってきますので、毎月課税されると利回りを低下させてしまう一因にもなります。

 

一方で配当の自動再投資型では、毎月の配当分を受け取るのではなく元本に足すことができるので、元本の強化を図ることができます。
元本が強化されれば、その分配当も大きくなります。
こうして雪だるま式に資産が増えていくことを複利効果といいます。

複利についてもっと知りたければこちらの記事も読んでみてください。
単利と複利の差はどのくらいつくのか」

・信託報酬の違い

 

また、海外投資信託は、信託報酬を低く抑えることができるというメリットがあります。

信託報酬とは、投資顧問会社に支払う資産運用の手数料を指します。
では、どうして海外の投資信託の方が日本より信託報酬を低く抑えられるんでしょうか?

それは、日本ではアクティブファンドと呼ばれる手数料が高い運用方法が主流で、海外ではインデックスファンドと呼ばれる手数料が安い運用方法が主流だからです。
また、この他に、海外ではノーロードファンドという販売手数料を取らないファンドがあり、日本より手数料を抑えることもできます。

ユキオ

え!販売手数料がかからないんすか?どうしてそんなことができるんすか?

 

これは、日本と海外の投資顧問会社の利益の稼ぎ方の違いにあります。

日本の投資顧問会社は資産の運用益とファンドの販売手数料から利益を出します。ゆえに、仮に運用に失敗して投資家に大損させても、手数料で儲けているから会社は損をしないのです。

一方、海外投資信託手数料が低くそこでは稼げないので、実際に運用で稼ぐしかありません。そのため、海外投資信託の方が投資家目線で運用をしてくれるんです。

 

海外オフショア投資

 

そもそもオフショアって何?

次に、もう1つの海外投資である、海外オフショア投資について話していきたいと思います。

オフショアというのは、簡単に言うと税金が安い地域のことです。
オフショア地域について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
オフショア投資のメリットとおすすめ方法」

 

海外オフショア投資とはその字のごとく、オフショア地域に直接投資することを言います。

正確にはオフショア地域に所属する金融機関(通称IFAや信託会社)を経由して海外の投資信託などの金融商品を直接購入する必要があります。

そのため、英語など他国の言語を話せる必要があるといった言語面でのリスクがあります。

 

税率の低さが魅力

 

海外オフショア投資の大きなメリットの1つに、圧倒的な税率の低さがメリットとしてあげられます。

投資での利益はキャピタルゲインインカムゲインに分けられて、それぞれ税金がかかります。

 

これらにかかる税金がタダの地域があるのです。

代表的な例としては、香港・シンガポール・スイスなどがあります。

オフショア地域のメリットについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「オフショアとは?海外投資における必須情報」

 

その他にも、海外の金融機関から直接金融商品を購入するので手数料が安くなるというメリットや、先ほど海外投資信託でも述べた配当の自動再投資による複利効果があります。

 

海外投資商品の購入方法

 

さて、ここからは実際に海外投資を行うためには何が必要なのかを説明していきます。

ピケガミ

海外投資信託を購入する場合と海外オフショア投資商品を購入する場合とで必要なものが異なるため、別々に見ていきましょう。

 

海外投資信託の場合

まず、投資信託を保有するための口座である投資信託口座という証券口座を開設する必要があります。
これはネット証券会社のネット口座でも構いません。

そしてもう一つ、外国証券取引口座というものを開設する必要があります。

外国証券取引口座ができれば、海外投資信託を購入することができます。

 

海外オフショア投資商品の場合

海外オフショア投資を行うためには、海外のIFAという会社を通じて金融商品を購入する必要があります。

IFAとはIndependent Financial Advisorの省略で、中立的な立場から資産運用のアドバイスをします。

ユキオ

中立的ってどういうことっすか~?

 

通常の証券会社等からのアドバイスは、やはりその証券会社に利益があるようなアドバイスになる可能性があります。
一方、IFAは証券会社等から完全に独立した立場なので、顧客目線でアドバイスをしてくれます。

IFAは金融商品のプロであり香港には約400社ほどが登録をしており、IFA登録のためにはいくつか資格が必要になります。
IFAを選ぶ際にの注意点を下の表にまとめたので参考にしてください。

 

まとめ

 

今回は海外投資について、海外投資信託海外オフショア地域への投資の2つに分けて紹介しました。

資産運用の手段として海外投資も視野に入れてみてはどうでしょうか。



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