2017/12/18

 -投資, 海外オフショア投資

海外投資信託の基本!日本との比較からわかる魅力とは

 

皆さんは「投資信託」ってご存知ですか?
投資信託は、少額の自己資金で始めることができ、近年注目を集めています。

さらに、投資信託の中でも「海外投資信託」は日本の投資信託と比較して高い利回りなど魅力的な面が多数あります。

今回はそんな海外投資信託のメリットリスク購入方法などを紹介します。

 


そもそも海外投資とは

ユキオ

そもそも、海外投資ってなんすかね~?

ピケガミ

海外投資とは、海外の株式や債権などに投資をすることです。
また、海外投資は海外投資信託海外オフショア投資の2つに分けられます。

ユキオ

んー、全然分からないっすね~

ピケガミ

では、まずは海外投資のメリットとリスクを見てみましょう。

 

メリット:豊富な種類と高利回り

ユキオ

日本での投資となにが違うんすか~?

ピケガミ

例えば、海外投資は種類が多いです。
これは、日本よりも海外の方が金融インフラが整っていることや経済成長率が関係しています。

 

リスク:為替変動リスクやカントリーリスク

ピケガミ

しかし、海外投資には日本での投資にはないリスクがあります。

ユキオ

どんなリスクっすか~?

 

為替変動リスク

ピケガミ

まず1つ目に、為替変動リスクが挙げられます。

ユキオ

為替変動リスクってなんすか~?

ピケガミ

海外投資を行うにはまず、日本の円を外貨に換える必要があり、利益も外貨で獲得します。
円高や円安と言われるように、その時々で貨幣の価値は変わるので、為替によって利益が変動してしまうんです。

ユキオ

じゃあ、100ドルの利益を得られたとしても、その時期の円や外貨の価値によって円に直すと
9000円の価値になったり、1万2000円になったりするってことっすね〜!

ピケガミ

そうです。その時の為替によって最終的に得られる利益(円)や初期の投資に充てる資金(外貨)に変動が生じます。

ユキオ

なるほど~。他のリスクはなんすか~?

 

カントリーリスク

ピケガミ

もう一つのリスクはカントリーリスクと呼ばれるものです。

ユキオ

カ、カントリーリスク?

ピケガミ

カントリーリスクはその国の政治情勢などによって損害を受けるリスクのことです。

ユキオ

例えばどんなものですか~?

ピケガミ

例えば、ある国の企業に投資していて、その企業の株価は上がっているのに、その国でクーデターが起きてその国の企業全体の株価が下がってしまうなどのケースです。

ユキオ

なるほど~。海外投資もメリットばっかりじゃないんすね~。

 

海外投資 リスク

 

リスク対策方法

ユキオ

海外投資のリスクを考えると、思い切って投資出来ないっすね。。。


ピケガミ

そうですね、しかしこれらのリスクは適切に対処することで対策可能です。

ユキオ

そ、そうなんすか~?

 

長期積立投資

ピケガミ

まず、為替変動リスクには長期積立投資で対策することができます。

ユキオ

長期積立投資ってなんすか~?

ピケガミ

長期的に少しずつ投資を行うことで、為替変動リスクを軽減させる投資方法です。
詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
「長期で差が出る積立投資!利益を出しやすい仕組みとは」

 

各国の各付け情報

ユキオ

カントリーリスクはどう対処するんすか~?

ピケガミ

カントリーリスクには格付け会社がだす各国の信用度を参考にすることで対処できます。

ユキオ

どの国が投資リスクが低いかを判断できるデータがあるんすね~。


ピケガミ

そうです。具体的には、香港・オーストラリア・スイス等の国々の信用度が高いです。
詳しくは、以下をご覧ください。「カントリーリスクの基本と回避方法」

 

①海外投資信託

ピケガミ

先程、海外投資には2つあるといいました。まずは、海外投資信託の方から見ていきましょう。


ユキオ

お願いしまーす!

 

海外投資信託の仕組み

ピケガミ

海外投資信託はその名の通り、海外の投資信託で、日本の証券会社などで購入することができます。

ユキオ

海外投資信託なのに、日本で買えるんっすね。

ピケガミ

そうです。ここでは海外投資信託を説明するために日本での投資信託と比較して説明したいと思います。

ユキオ

そもそも投資信託ってなんでしたっけ~?

ピケガミ

まず、投資顧問会社が投資家から資金を集め,そしてそのお金を運用して、出た利益を投資家に分配するというものです。

ユキオ

へえ~、投資信託の仕組みは意外と簡単なんすね~。

ピケガミ

はい、下の表に投資信託の仕組みをまとめておきました。

 

投資信託

 

ユキオ

投資信託は投資のプロが運用してくれるんですねぇ~。これは初心者でも安心っすね~!

ピケガミ

投資信託について更に知りたい方はこちら「投資信託の基本と仕組み」をご覧下さい。

 

海外投資信託と日本の投資信託の違い

配当の分配方法

ユキオ

それで、海外投資信託と日本の投資信託はなにが違うんすか~?

ピケガミ

まず、日本と海外の投資信託には配当の分配方法の面で違いがあります。

ユキオ

具体的にどんな違いがあるんすか~?

ピケガミ

日本の投資信託では主に毎月配当型なのに対し、海外投資信託では配当の自動再投資型で複利効果を狙えるというメリットがあります。

ユキオ

毎月配当型?自動再投資型で複利効果??

ピケガミ

まず、毎月配当型とは、運用結果で得た配当を毎月受け取れる仕組みのことです。

ユキオ

毎月配当がもらえるなら安心っすね~。

ピケガミ

ですが、実はこの制度は運用が悪い時は元本を削って配当を出していきます。

ユキオ

え、てことは将来的にはもらえる額が減っていく可能性があるってことっすか~?

ピケガミ

そうですね。また配当分にも税金がかかってきますので、毎月課税されると利回りを低下させてしまう一因にもなります。

ユキオ

そ、そんな~。

ピケガミ

一方で配当の自動再投資型では、毎月の配当分を受け取るのではなく元本に足すことができるので、元本の強化を図ることができます。

ユキオ

元本が強化されればその分、配当も多くなるってことっすよね~?

ピケガミ

そうです。つまり、雪だるま式に資産が増えていきます。これを複利効果と言います。

ユキオ

なるほど~。

 

単利 複利

 

ピケガミ

複利についてもっと知りたければこちらの記事も読んでみてください。「単利と複利の差はどれくらいつくのか」

ユキオ

複利ってすごいんすね~。

ピケガミ

そうなんです。

 

信託報酬の違い

ユキオ

他のメリットはなんなんすか~?

ピケガミ

海外投資信託は、信託報酬を低く抑えることができるというメリットがあります。

ユキオ

信託報酬ってなんすか~?

ピケガミ

信託報酬は投資顧問会社に支払う資産運用の手数料を指します。

ユキオ

なるほど~。どうして、海外の投資信託の方が日本より信託報酬を低く抑えられるんすか~?

ピケガミ

それは、日本で主流の運用方法と海外で主流の運用方法の違いによるものです。

ユキオ

どう違ってるんすか~?

ピケガミ

ここでは、日本ではアクティブファンドと呼ばれる手数料が高い運用方法が主流で、海外ではインデックスファンドと呼ばれる手数料が安い運用方法が主流だということを押さえておけば大丈夫です。

ユキオ

そうなんすねぇ~。

ピケガミ

この他に、海外ではノーロードファンドという販売手数料を取らないファンドがあり、日本より手数料を抑えることができます。

ユキオ

え!販売手数料がかからないんすか?どうしてそんなことができるんすか?

ピケガミ

それは日本と海外の投資顧問会社の利益の稼ぎ方の違いにあります。

ユキオ

どう違うんすか~?

ピケガミ

日本の投資顧問会社は資産の運用益とファンドの販売手数料から利益をだします。

ユキオ

ふむふむ。

ピケガミ

ですので、仮に運用に失敗して投資家に大損させても、手数料で儲けているから会社は損をしないのです。

ユキオ

投資家が損しているのに会社が損しないのはなんか不思議っすね~。

ピケガミ

一方、海外投資信託手数料が低くそこでは稼げない。だから、実際に運用で稼ぐしかありません。

ユキオ

確かに、運用に失敗したら、投資家だけでなく会社も損してしまいますね。

 

投資信託 手数料比較

 

ピケガミ

その通りです。だから、海外投資信託の方が投資家目線で運用をしてくれるんです。

ユキオ

なるほど~。

ピケガミ

海外投資信託には先述した為替変動リスクなどがありますが、日本の投資信託よりも利回りが高めです。

ユキオ

わかりました。

 

②海外オフショア投資

そもそもオフショアって何?

ピケガミ

次に、もう一つの海外投資である海外オフショア投資について話していきたいと思います。

ユキオ

オフショアってなんすか~?

ピケガミ

簡単に言うと税金が安い地域です。オフショア地域について詳しく知りいたい方はこちらをご覧下さい。「オフショア投資のメリットとおすすめ方法!」

ユキオ

安いってなんかいいっすね~。

ピケガミ

そうですね。海外オフショア投資はその字のごとく、オフショア地域に直接投資をすることを言います。

ユキオ

直接投資するって、現地に行って直接金融商品を買うってことですか?

ピケガミ

正確にはオフショア地域に所属する金融機関(通称IFAや信託会社)を経由して海外の投資信託などの金融商品を直接購入する必要があります。

ユキオ

てことは英語とか喋れなきゃダメってことっすか?

ピケガミ

はい。海外投資信託が日本の証券会社で日本語で買えるのに対して、言語面でのリスクがあります。

ユキオ

そ、そうなんすね~。

 

税率の低さが魅力!

ピケガミ

海外オフショア投資は海外投資信託よりも長期的に見た利回りが高く、多くのメリットがあります。

ユキオ

え、海外投資信託にもあんなにたくさんメリットがあったのにさらにあるんすか?

ピケガミ

はい。特にも、圧倒的な税率の低さが大きなメリットとして挙げられます。

ユキオ

税金が安いのはうれしいですね。

ピケガミ

投資での利益はキャピタルゲインインカムゲインに分けられて、それぞれ税金がかかります。

 

税金

 

ユキオ

そうなんすね~。

ピケガミ

これらにかかる税金がただの地域があり、とてもお得です。

ユキオ

た、ただなんすか~。具体的にはどんな国があるんすか~?

ピケガミ

代表的な例としては香港・シンガポール・スイスなどがあります。

 

オフショア 例

 

ユキオ

おお、聞いたことがある国っすね~。

ピケガミ

オフショア地域のメリットについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。
「オフショアとは?海外投資における必須情報」

ユキオ

その他にもメリットってあったりするんすか~?

ピケガミ

はい。その他には海外の金融機関から直接金融商品を購入するので手数料が安くなるというメリットがあります。

ユキオ

確かに、仲介会社を通せば通すほど手数料は増加しますしね~。

ピケガミ

その通りです。その他には、先ほど海外投資信託でも述べた配当の自動再投資による複利効果があります。

ユキオ

ここでも、複利効果が狙えるんすね~。

ピケガミ

はい。リスクとしては既に述べた言語リスクとカントリーリスクがあります。

ユキオ

なるほど~。

 

海外投資商品の購入方法

ピケガミ

さて、ここからは実際に海外投資を行うためには何が必要なのかを説明いたします。

ユキオ

おーいよいよっすね。

ピケガミ

海外投資信託を購入する場合と海外オフショア投資商品を購入する場合とで必要なものが異なるため、別々に見ていきましょう。

ユキオ

お願いします。

 

海外投資信託の場合

ピケガミ

まず投資信託を保有するための口座である投資信託口座という証券口座を開設する必要があります。

ユキオ

普通の銀行口座じゃだめなんすか?

ピケガミ

そうです。口座開設はネット証券会社のネット口座でも構いません。

ユキオ

なるほど。その投資信託口座を開設したら海外投資信託が購入できるんすよね?

ピケガミ

いえ、実はあともう一つ口座を開設する必要があります。それが外国証券取引口座です。

ユキオ

え、また口座を開設するんすか?なんかめんどくさいな~。

ピケガミ

そう言わずにやってください。外国証券口座ができれば海外投資信託を購入することができますよ。

ユキオ

わかりました~。

 

海外オフショア投資商品の場合

ピケガミ

海外オフショア投資を行うためには海外のIFAという会社を通じて金融商品を購入する必要があります。

ユキオ

IFAってなんすか~?

ピケガミ

IFAはIndependent Financial Advisorの省略で、中立的な対場から資産運用のアドバイスをします。

ユキオ

中立的ってどういうことっすか~?

ピケガミ

通常の証券会社等からのアドバイスは、やはりその証券会社に利益があるようなアドバイスになる可能性があります。

ユキオ

た、確かにそうっすね~。

ピケガミ

一方、IFAは証券会社等から完全に独立した立場なので、顧客目線でアドバイスをしてくれます。

ユキオ

それは心強いっすね~。

ピケガミ

IFAは金融商品のプロであり香港には約400社ほどが登録をしており、IFA登録のためにはいくつか資格が必要になります。

ユキオ

でも、400社もあったらどのIFAに資産運用を頼むべきか迷っちゃいますね。

ピケガミ

そうですね。IFAを選ぶ際にの注意点を下の表にまとめたので参考にしてください。

 

海外投資 IFA選び方

 

ユキオ

ありがとうございま〜す。

 

まとめ

ピケガミ

今回は海外投資について、海外投資信託海外オフショア地域への投資の2つに分けて紹介しました。

ユキオ

海外投資信託は国内から投資できて、オフショア地域には直接投資するんすよね?

ピケガミ

そうですね。資産運用の手段として海外投資も視野に入れてみてください。

 

海外投資信託と海外オフショアファンド投資 比較



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