2017/12/19
【20代の資産運用】必要性やおすすめの投資方法とは?
資産運用は始めたいけど、始め方がよくわからない。とりあえず、将来が不安だから資産運用した方がいいと思った。など、資産運用に興味を持つ人は様々です。
しかし、現代における資産運用の必要性は確実に高まっており、年金制度の改正や高齢化を考えると、今後もこの動きは高まると考えられます。
今回は、資産運用を始める必要性とメリット、始めるべき理由、20代におすすめの投資についてご紹介します。
年代比較からみる20代
20代
ピケガミ
20代は圧倒的に自由にお金を使うことのできる年代です。
ユキオ
そうっすか〜?
ピケガミ
趣味や交際費など、20代は自分のためにお金を使いやすい年代ですよね。それでは、30-40代と比較してみましょう。
30代、40代
ピケガミ
30代、40代は家庭を持ち、子育てに追われる年代です。
ユキオ
なるほど〜、30-40代と比べると自由度が高いと言えるんすね〜。
ピケガミ
家や車のローンや教育費、保険料など、自分以外にかかるお金の割合が上がっていきます。
ユキオ
なるほど〜。だから20代のうちに資産運用を始めるべきってことなんすね〜。
ピケガミ
これは理由の一つにすぎないので、これ以外の理由も説明していきますね。
20代の特徴7選
20代は資産運用を始めるべき年代ではあるものの、それに気づいていない人は多くいます。
今回は、20代が資産運用を始めるべき理由として、20代の強みになる特徴を7つ紹介します。
自分にお金を使える年代
ピケガミ
先ほども述べたように20代は、他の年代と比べて、自分にお金を使える年代です。
ユキオ
30-40代は、家族や子どもの教育費などの比重が上がってくるんでしたよね〜。
ピケガミ
そうです。そのため、20代から始めるのが得策だと言えます。
自己決定ができる
ピケガミ
これは特に未婚の場合ですが、自分で資産運用の決定ができるということです。
ユキオ
ん?どういうことっすか?
ピケガミ
例えば、結婚すればそれぞれの財産は共有財産になります。つまり、資産運用を始めるためには、夫・妻の合意が必要になります。
ユキオ
ってことは、どちらかが反対すれば始められないってことっすね〜。
ピケガミ
そうですね。また、合意形成には時間がかかるので、自分で始めたいと思った時に始められなくなるのが難点です。
長期投資が可能になる
ピケガミ
20代は投資期間を長く設定できます。そのため、ローリスクでも安定したリターンが期待できる長期投資が可能になります。
ユキオ
長期投資って何がいいんすか〜?
ピケガミ
長期投資のメリットの1つは、日々の市場変動に大きく左右されない、ということです。その他には、売買手数料が減らせる。手間をかけなくて良い。短期売買の失敗を減らせる。収益が安定する、などのメリットがあります。
少額から始められる
ピケガミ
目標金額が1000万円でも、20代のうちから始めれば少額から始められ、実現の可能性が高まります。
ユキオ
20代から始めるから、少額からでも余裕を持って投資できるんすね〜。
ピケガミ
そうですね。単純に毎月の積立料も減りますが、複利で運用すれば時間をうまく活用できるので、より少ない額で目標金額を達成できます。
複利について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。「単利と複利のの差はどのくらいつくのか?」
失敗しても次に生かせる
ピケガミ
あとは、資産運用の知識や経験を自分のものにできるということです。
ユキオ
失敗しても20代だったら、まだまだ次に生かせるってことっすよね〜。
ピケガミ
そうですね。たとえ失敗したとしてもその経験を糧に投資を行っていくことができます。また、少額で始めている分、失敗の規模は小さくてすむという点にもメリットがあります。
社会の動きを知れる
ピケガミ
若い人が投資を始める理由として、社会の動きを知るということもあります。
ユキオ
確かに自分のお金に影響があると思うと、チェックせずにはいられないすね〜。
ピケガミ
社会勉強のために始めるというのも、いいかもしれないですね。
将来の可能性が広がる
ユキオ
将来の可能性っすか〜?
ピケガミ
そうです。20代から毎月2万円の資産運用を年利3%で15年行った場合、30代後半に積立額だけでも450万円を超える資産が30代に確実に手元にあります。
そのお金を元手に起業やカフェ、家族で海外旅行、色んな可能性が広がります。
20代の資産運用のハードル
資産が少ない
ピケガミ
20代のうちは、投資ができるほど生活に余裕がない人と感じる人が多いのだと思います。
ユキオ
そうっすね〜。手取りも少ないっすもんね〜。
ピケガミ
資産運用の必要性を感じる機会がない
ピケガミ
そもそも資産運用の必要性に気づいていない人も多くいます。
ユキオ
資産運用をしていないからといって、すぐに病気になるわけでも生活ができなくなるわけでもないっすもんね〜。
ピケガミ
そうですね。ただ、気づいたときにはすでに時遅し状態になることがないようにだけは心がけたいですね。
なかなか行動に移せない
ユキオ
資産運用の必要性を知っても、行動に移すって難しいんっすよね〜。
ピケガミ
なかなか信頼できる人と会えない。どこの企業を信頼していいのかわからない、という声もよく聞きます。
ユキオ
そういう場合は、どうやって企業を決めるといいんすか〜?
ピケガミ
その場合は、金融商品の種類の豊富さと比率を確認するといいでしょう。
ユキオ
金融商品の種類と比率っすか?
ピケガミ
例えば、保険商品がメインの企業では、保険に偏る資産運用になりがちです。しかし保険や投資信託、不動産な多様な商品を取り揃えており、なおかつ比率も1つの種類に偏っていない企業であれば、バランスの取れた資産運用のプランを設計しやすいでしょう。
ユキオ
そうです。実際に資産運用をしている知人や信頼のおける人を探して相談することが重要です。
知っておくべき将来のこと4選
①死亡、医療、入院の備え
ユキオ
僕が死んでしまった場合の費用ってどれくらいっすか?
ピケガミ
死亡に対する備えとしては、死期の葬式などの整理資金に200万円程かかります。
それに加えて遺族の生活費ですね。
ユキオ
なるほど〜。医療費や入院費はどうっすかねぇ〜?
ピケガミ
入院1日当たりの自己負担額は平均1万6000円です。三大疾病の医療費は、がんは230~570万円、脳卒中は約300万、心筋梗塞が310万円程度です。
ピケガミ
でも、これを保険だけで対策しようとするのは賢明ではないんです。公的支援などもあるので、それらを視野に入れて資産運用を行うべきですね。
ユキオ
そうなんすか?
ピケガミ
②介護、老後の備え
ユキオ
老後の生活について教えて欲しいっす。介護の費用と、健康だった場合それぞれどれくらい必要になるんすか?
ピケガミ
介護に必要な資金は、3年で約800万円、5年だと約1250万円、10年だと約2400万円です。
ユキオ
健康だった場合の老後は?
ピケガミ
③教育資金と緊急予備資金
ユキオ
子どもができた場合もお金かかりますよね〜?
ピケガミ
子供の教育のための資金として一人当たり919万~1951万円必要になります。
ただ、一気に必要となるわけではありません。
ユキオ
なるほど〜。あとは、急にお金が必要になった場合ですかね〜。
ピケガミ
車や家の修理など、突然お金が必要になったときの予備資金なども念頭におければほとんど完璧な対策ができていると言えます。
④趣味や自己投資
ピケガミ
趣味や自己投資は、仕事にも生きることなので、積極的に行うべきでしょう。
ユキオ
でも、お金かかるっすよね〜。
ピケガミ
そのために、計画的にお金を準備し、使うということを心がけるといいですね。
ユキオ
計画的に使えば、生活も趣味もうまく両立できるってことっすね〜。
ピケガミ
そうです。特に、自己投資は惜しまず行う方がいいでしょう。スキルや知識によって、昇級が期待できるからです。
事前に、どのような評価制度をとっているのかなどを確認してみるといいでしょう。
20代からできる資産運用
貯金
ピケガミ
まずは、貯金ですね。
ユキオ
貯金って資産運用なんすか〜?
ピケガミ
そうです。20-30年前までは、金利が2%程度あり、お金を銀行に預けているだけでお金が増えていったんです。
現在は、超低金利・マイナス金利という点から資産運用と考えにくい状態ですね。
ユキオ
そうだったんすか〜!ってことは、知らず知らずに資産運用的なことはしてたってことっすね〜。
積立投資
ピケガミ
積立投資は、毎月決まった一定額・一定数の投資信託を買い続ける投資のことです。
ユキオ
積立投資、聞いたことはあるんすけどね〜。
ピケガミ
投資信託
ピケガミ
これは、リスクを分散した投資商品と考えればいいと思います。
ユキオ
リスクを分散したものっすか〜?
ピケガミ
そうです。株であれば最低でも数十万円の資金が必要になります。一方、投資信託は複数口に分けられているので、その分資金も少なく、リスクを軽減させることもできます。
ユキオ
ってことは〜、株を買うよりは投資信託を買ったほうがいいってことすか〜?
ピケガミ
20代で大きなリスクが取れないという方は、投資信託を選ぶほうがいいと思います。
ユキオ
そうなんすね〜。
ピケガミ
不動産投資
ピケガミ
あとは、不動産投資ですね。
ユキオ
え!!それって富豪たちのための投資っすよね〜?
ピケガミ
そういうわけでもありません。不動産投資は、ローン完済後は不労所得になる点から考えても、早く始めるほうがお得なんです。
ユキオ
でも、初期費用とか諸々ってそれこそ払えなくないっすか〜?
ピケガミ
不動産投資には一棟と区分がありますが、一部屋から投資対象にできるんです。
なので、初期投資も大きくならずに始めることができます。
詳しくは、こちらをご覧ください。「不動産投資はいくらからできる?初期費用を徹底解説」
まとめ
ピケガミ
20代から資産運用を始めるべき理由、ご理解いただけたでしょうか。
ユキオ
そうっすね〜、やっといた方がいいってことはよくわかりました〜。
ピケガミ
20代で資産運用を始めた人と、30代で始めた人では最終的な資産に大きな差ができます。
ユキオ
まずは、3000円くらい投資してみるっす。
ピケガミ
そうですね、それくらいから始めてみるといいと思います。
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